さびねこの透析日記

人口透析患者の日常、読書日記。

病人の輪!

今日は🍒を持って、透析仲間のおばちゃんの家に遊びに行ってきました。
ご主人もいらして席を外してくれていたので、1時間で帰ろうとしたのですが、
途中からご主人が野球を見るために居間にいらして、
結局ご主人とさらに1時間以上話し込んでしまいました。
素敵なお家で、お孫さんの写真や手紙など飾ってあり、幸せな老後だな~と思いました。
娘さんがすぐ近くに住んでいるのは心強いと思います。
ご主人がお勤めしていたころのエピソードを話している時の
おばあちゃんの柔和な笑顔が素晴らしいと思いました。
やっぱり長く続いている夫婦っていうのは、お互い努力していますよ。
その点青かったな、私は。。
結局3時間も長居してしまい、帰るきっかけを失って困ってい私ですが、
タイミングを見計らってタクシーを呼びました。
帰りは、ご夫婦で玄関の外まで送って下さり、おばあちゃんに「お互いがんばろうね!」と
タクシーの窓を開けて叫びました。(お二人とも耳が遠いので)
すると、タクシーの運転手さんから「頑張り合う関係なんですか?」と聞かれ
「病院仲間なんですよ。」「じゃあ自分も仲間です。明日ペースメーカーのチエックなんです」と
言われ、障害手帳と検査の予約票を見せられました。
すごくおしゃべりな運転手さんで、まだ50代に見えたけど、
病気で苦労しているのは気の毒だと思いました。
奥さんも乳がんで先日手術したばかりとのこと。
「体きつくないんですか?」と聞いたら「障害年金だけじゃ食べてけないからね。」とのこと。
運転手さんは、自分の父親が大腸癌で亡くなるまで毎日お見舞いに行ったそうです。
運転手さんのお父さんは、透析を受けながら大腸がんになったそうです。
まさに私の一番恐れているパターンですわ。
私は週に1回しか父の見舞いに行けなかったし、父は夜中に亡くなったので、
病院に行くのは姉夫婦に任せ家で遺体を待っていました。
翌朝透析の予定だったし、仮通夜、通夜、告別式と体力を消耗するのは予備知識で分かっていたので
少しでも体力を温存しておきたかったのです。
日ごろから体力のペース配分を考えて無理しないように気をつけています。
娘が結婚するまでは何とか生きていたい。
そして死ぬ時は、吉田松陰のように静かな気持ちで死んでいきたいと願っています。
そのためには、一日一日を大切に、感動する気持ち、感謝の気持ちを忘れずに生きていきたい。




昨日、主治医の先生と心胸比の話をしました。
39%の今の心胸比に比べ、病気が発覚した時の4年前の心胸比は58%もありました。
ひどく具合が悪くて病院に行った時には、手遅れで即刻透析が必要と言われました。
不調を感じた時に尿、血液検査を受けに行ってたら、透析にならずに済んだかもしれません。
しかし、親の介護で病院に行く暇はなく、自分のことは後回しの状態でした。
そのことを話すと先生は、優しく「 人は中々病院に行けないものなんですよね。」と言って下さり
嫌な医者も多い中、心も優れた医者に出会えたのではないかと。。自分の運の良さをかみしめています。

洋食屋さんのシェフの気遣い?

皆さん、こんばんは。
毎週水曜日は母のデイサービスの日です。
朝9時に迎えが来て夕方4時半に送り届けてもらえます。
その隙を狙って、私はウロウロするのです。
今日は、友達と行きつけの洋食屋さんに行きました。
シエフの奥さんには、薄味で調理してくださるようお願いしています。
先月奥さんに透析中であることを話しました。
すると今日の食事はいつにも増して薄味で。。。気遣いは嬉しかったのですが、
病院食を思い出してしまい、有難さと残念な気持ちが混ざり合った複雑な心境になってしまいました。
カニのフアルシー、サクラマスのピカタ、ブ-ルブランソースかけだったかな?
塩を下さい。。とは言えないですよね。そのレストランには、調味料が置いていません。
シエフの自信の表れだと思います。
シエフは若い頃、帝国ホテルで働いていたそうで、本格的な料理ながらリーズナブルな値段なのが
嬉しいです。娘はその店のニンジンのグラッセを絶賛していました。
帝国ホテルの村上信夫さんは、パリで修行されたと記憶していますが
そのお弟子さんなら、そのお店のシエフもパリの経験があるのかと思い、聞いてしまいました。
パリでは修行していないそうです。
まずい質問しちゃったかな?ごめんなさい。
何しろドラマ「天皇の料理番」にかぶれているので、思わず聞いてしまいました。
篤蔵役の佐藤健くんのジャガイモの皮をむき、切り、面取りする手際のよさが素晴らしく
彼は猛特訓したのか器用なのか、若くてかっこよくてチヤラ男なイメージがありますが
プロってすごいですね。



出かける前に、友達にあげようと思って頑張って🍒の収穫をしました。びっくりするほど実ってます。
高いところの🍒は、取れません。去年、脚立から落ちてひどい目にあったので。。
誰か~🍒狩りに来ませんか?無料ですよ!
今の病院はカリウム吸着剤をくれないので、果物は我慢するしかないのです。(検査の前は)
カリウムは体内に吸収されるのが早いけれど、透析で除去しやすいそうです。
だから、どうしても果物を食べたかったら透析日の朝に食べなよと看護師さんが教えてくれました。
早朝から果物は食べられませんね~
今日は🍒を20個は食べてしまいました。(意志弱いです)
全く剪定していないので小粒で甘味も足りないのですが、もぎたての味は格別です。
日曜日に透析仲間のおばあちゃんの自宅に訪ねる約束をしました。
お土産に🍒を持って行きます。
約10か月ぶりに会えるので嬉しいです。
おばあちゃんは、耳が遠いので大声で話すことになります。
すると私の心臓はバクバクしてくるので短い時間でお暇しようと思っています。
やっぱり同じ病気の人とは年齢関係なく分かり合えますね。

久坂玄瑞と芸者の辰路。情を通じないでほしかった。

皆さん、昨日の「花燃ゆ」ご覧になりましたか?私は2回見ました(笑)
傷心の久坂玄瑞の心の隙間に入り込んだ芸者の辰路と玄瑞はついに情を通じてしまいましたね。
辰路は一目見た時から、玄瑞(東出昌大)に自分と同じ孤独の匂いを感じた。
辰路は、幸せな文さん(玄瑞の奥さん井上真央)は玄瑞の心の真ん中に入って行けないといいました。
辰路の言っていることは、わかります。私自身もアンニュイな人に惹かれる傾向があります。
ですが、文だって明るいだけの女じゃない。
耳の聞こえない弟を守ってきたし、吉田松陰(罪)人の妹として辛酸をなめてきたのです。
彼女の明るさは心の強さの表れで、周りを幸せにする力を持っている。
何より夫、玄瑞を大事に思っている。
それなのに、東出くん、わざわざ会いに来た奥さんに「京都の女と情を通じた」なんて言うなよ~
泣き笑いしながら、走り去った井上真央ちゃんの演技力が素晴らしく、成長したと思いました。
ついでに奇兵隊の一員の瀬戸康史くん(吉田としまろ役)も「タンブリング」以来のフアンですが、
今回気迫のこもった演技で成長を感じます。
「グレーテルのかまど」の最終回で瀬戸くんの目が潤んでいたのを見て、
彼は真剣に仕事をしている!と実感しました。
そして、続いて「天皇の料理番」では、篤蔵(佐藤健)がいよいよパリに料理の修行へ。
ラストシーンでフランソワーズと抱き合ってたけど、新しい彼女できるの早いんでないかい?
それにしても1904年頃の欧米人の東洋人差別はひどかったのですね。
私の好きなマッサンもスコットランドで差別されてたのかな~
来週の「余市の旅」が近づいてきてワクワクします。
小旅行に付き合ってくれる友達に感謝です。
別の友達に話したら「車で行ったらただなのに」と言われました。
しかし、ものすごい方向音痴なので、車で行ったら緊張して旅を楽しめないと思います。
その友達も最近余市に行ったらしくニッカのウイスキー工場で試飲したウイスキーがめちゃくちゃ
美味しかったと言っていました。
煙臭さで日本人に中々受けいられなかったウイスキーを試飲するのが楽しみです。
最近嫌なことがあったので、非日常に自分自身を置いて気分転換してきます。